凱旋門 賞 ブック メーカー プレスリリース
2000
2000年4月25日
凱旋門 賞 ブック メーカーの点検結果について(復水器水質変動による出力降下の原因と対策)
凱旋門 賞 ブック メーカー(加圧水型軽水炉、定格出力82万6千キロワット)は、定格出力で運転中のところ、4月19日20時08分に「薬注盤注意」「復水ナトリウム盤注意」警報が発信しました。復水器への海水の漏えいが考えられたため、蒸気発生器器内水の水分析を行った結果、復水器細管漏えいと判断しました。 このため、4月19日21時07分より出力降下を開始し、同日22時07分に電気出力を約80%としました。 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。
(平成12年4月20日 記者発表済)
- 1.調査結果
- 海水の漏えいがあると考えられた2B復水器細管全数について、漏えい検査を行ったところ、1本の細管に漏えいが確認されました。
さらに管内をファイバースコープにて観察した結果、微小な貫通孔につながると考えられるくぼみ状の欠陥が内表面に認められました。
また、2B復水器細管全数について渦流探傷検査(ECT)を実施した結果、当該漏えい管以外に、減肉信号が施栓基準に達している細管が232本ありました。
- 2.推定原因
- 漏えいの認められた1本の細管については、ファイバースコープで観察された欠陥の形状から、潰食が発生・進展したことにより貫通漏えいに至ったものと推定されました。
(*)潰 食 : 細管内表面への海生物等の付着により生じた局部的な流速過大が作用して、内表面が減肉する現象。 - 3.対 策
- 漏えいの認められた1本の細管および、施栓基準に達していた232本の細管について施栓を実施し、漏えい検査を行い、健全性を確認します。 対策実施後、4月26日から出力を上昇させ、27日未明に定格出力に復帰する予定です。 なお、今回施栓基準に達していた細管が比較的多かったことにつきましては、今後調査を進め、知見のさらなる拡充に努めてまいります。
以 上
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(通商産業省によるINESの暫定評価)
| 基準1 | 基準2 | 基準3 | 評価レベル |
| 対象外 | 対象外 | ||
